保険選びのコツや保険で知っておきたいことなどを
見直し前にチェック
医療保険保険選びのポイント
医療保険は多数の商品が発売されていますので、どれがいいのか迷ってしまいそうですが、各商品の違いを知ることで自分に合ったものを見つけやすくなります。
1入院の限度日数や通算日数、貯蓄性の有無など、医療保険の違いはさまざまありますが、おもに下記の5つに注目して商品を比べてみてください。
医療保険を比較するための5つのポイント
- 入院日額の金額(1日5,000円、10,000円など)
- 手術給付金のタイプ(一律型、倍数型、手術給付金の有無を選択できるかなど)
- 保険期間(一生涯保障の終身型、期間限定の満期型)
- 払込期間(一生涯、60歳まで、10年満期までなど)
- 特約の有無と内容
入院日額の選び方
入院にかかる費用の平均値を見ると、自己負担額は1回の入院で22万1,000円。一日平均では1万9,800円となっています(詳しくは「死亡原因と医療費」でも解説しています)。
しかし、「高額療養費制度」により払い戻される分がありますので、すべてを医療保険でカバーしなければならないということではありません。それでも、実際に入院をしたときにかかるのは、医療費だけではなく、入院中の生活費用や家族の交通費などもかかるということも考慮する必要があります。また、年齢が高まるほど病気へのリスクが高まることから、年齢に応じた必要な保障額を確保することが大切です。
ただし、勤務先の会社の健康保険組合の福利厚生によって、さらに払い戻し金がある場合や自己資金が貯まっている場合は、保障額を下げることも可能です。このように、実際はその人の環境によって必要保障額は異なってくるのです。
手術給付金の違いを知る
手術給付金は一律タイプ(10万円など)のものと、手術の内容によって異なるタイプ(入院給付金日額の40倍、20倍、10倍など)があります。また、保険会社によって、給付の対象となる手術が異なることがありますので注意しましょう。
保険期間と払込期間
医療保険には、終身型と10年間などの満期型(更新型)があります。一生涯保障される終身型が安心ですが、保険料を節約したいときは満期型でもいいでしょう。
また、終身型の医療保険には、払込期間にいくつかの選択肢があります。定年などに合わせ60歳や65歳で払込みを終了し、その後の保障は一生続くというものと、ずっと支払い続ける(終身払い)ものがあります。保険料が安いのは終身払いのほうですが、どちらの払込期間にするのかは、よく検討する必要があります。
特約をつける?つけない?
医療保険につける特約にはいろいろな種類がありますが、たくさんつければつけるほど保険料が高くなりますので、予算を考慮しながら選択するといいでしょう。近年、人気が高いのは「先進医療特約」(※)です。また、「女性医療特約」は、女性にとってつけておきたい特約のひとつです。
※先進医療とは、健康保険制度に基づく評価療養のうち、治療や手術を受けられた日において、厚生労働大臣が定める先進医療(先進医療ごとに厚生労働大臣が定める施設基準に適合する医療施設にて行われるものに限ります)を言います。具体的な先進医療技術やその適応症(対応となる病気・ケガ・それら症状)及び実施している医療機関については変更されることがあります。詳しくは、厚生労働省のホームページをご確認ください。