生命保険Q&A
ちょっと聞きにくい生命保険の基本的なことや
保険金に関することなど、さまざまな疑問をまとめました。
保険金が支払われない事例災害死亡保険金
- 災害死亡保険金が支払われない事例について教えてください。
- 災害死亡保険金とは、不慮の事故または法定・指定伝染病による死亡及び所定の高度障害のときに、死亡保険金額に上乗せして支払われる保険金のことです。災害死亡保険は、死亡保険に特約として付加できるものや、最初からセットされている商品もあります。
なお、以下に該当する場合は不慮の事故とは見なされず、災害死亡保険金は支払われません。ただし、災害死亡保険金が支払われない場合でも、死亡保険金の免責事由に該当しない場合には、死亡保険金は支払われます。
不慮の事故とは見なされない事例
- 契約者、被保険者または災害死亡保険金受取人の故意または重大な過失によるとき
- 被保険者の犯罪行為によるとき
- 被保険者の精神障害の状態を原因とする事故によるとき
- 被保険者の泥酔の状態を原因とする事故によるとき
- 被保険者が、法令に定める運転資格を持たないで運転しているあいだに生じた事故によるとき
- 被保険者が、法令に定める酒気帯び運転またはこれに相当する運転をしているあいだに生じた事故によるとき
- 戦争、その他の変乱、地震、噴火または津波によるとき(ただし、その程度によっては、保険金の全額または一部を受け取れる場合があります)
不慮の事故の例
「不慮の事故」とは、急激かつ偶発的な外来の事故で、尚且つ約款に定める分類項目に該当する事故のことを言います。ただし、災害死亡保険金が支払われない場合でも、死亡保険金の免責事由に該当しない場合には、死亡保険金は支払われます。
階段で足をすべらせて転落してしまい、頭を強打し「急性硬膜下血腫」で亡くなられた場合。
脳梗塞の後遺症により食べ物を飲み込むことが困難な状態の人が、食べ物を喉に詰まらせ窒息して亡くなられた場合。
重大な過失による免責の例
重大な過失の判断は保険会社が行います。客観的、一般的な視点から、それが重大な過失(著しい不注意)に該当するかどうか、医学的、法的な観点を踏まえて慎重に判断されます。重大な過失と判断されれば、不慮の事故とは認められず、災害死亡保険金は支払われません。
うっかり居眠り運転をしてしまい、電柱に衝突して亡くなられた場合。
危険を認識できる状況であったにもかかわらず、高速道路を逆走して対向車と衝突して亡くなられた場合。