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公的年金のしくみの違い
日本の公的年金には、「国民年金」「厚生年金」「共済年金」の3つの種類があります。ここでは各公的年金において、老後に受け取れる年金の違いについて見ていきましょう。
公的年金の受け取り内容の違い
国民年金加入者が受け取る年金は「老齢基礎年金」と呼ばれる部分になります。
これに対して、会社員や公務員など厚生年金・共済年金加入者が受け取る年金は、「老齢基礎年金」+「老齢厚生年金(老齢共済年金)」という、2階建ての構造になります。
なぜ老後の年金受取額が違うのか?
国民年金と厚生年金(共済年金)とでは、支払う保険料に違いがあります。国民年金は毎月の保険料が性別・年齢・所得にかかわらず一律となりますが、厚生年金(共済年金)保険料は、報酬月額に規定の比率を掛けた金額となり、収入が高くなるほど保険料も上がります。さらに、労使折半のしくみになっていて、給与から差し引かれている厚生年金保険料と同額を、会社がプラスして支払っています。つまり、国民年金保険料に比べると、ほとんどの場合、高い保険料を支払っていることになるのです。
会社員や公務員が受け取る「老齢厚生年金(老齢共済年金)」の部分は、この支払った保険料に比例して多くなります。たくさん保険料を支払っている分、老後に受け取れる年金も多くなるわけです。なお、実際に支払う保険料の事例など、詳しくは「公的年金の保険料」で説明しています。
※掲載内容は、2012年9月現在のものです。社会保険は頻繁に法改正や変更がありますので、内容を保証するものではありません。詳しくは各行政機関(日本年金機構・厚生労働省・お住まいの地域の役場窓口など)にお問い合わせください。