実際に保険を使ったことがある方に、
そのときのエピソードや状況など、話を聞いてきました。
Interview09 保険料が安い、若いころに加入していたので良かったです
Profile
北田英美さん(仮名)(43歳)
共働きの夫婦と子供ふたりの4人暮らし。
複数の医療保険に加入していたので、長男の手術の際、非常に助かりました。
お子様の病気に気付いたのはいつ頃ですか?
長男は、小さいころから風邪の度に喉が腫れ、高熱が出ていました。とても息苦しそうで、見ている私たちもつらかったです。当時からお医者さんに「扁桃腺が腫れ気味」と言われていましたが、 しばらくは通院をしながら、喉の炎症を抑える薬を飲んでいました。しかし、なかなか改善せず、長男が20歳のときに扁桃腺切除手術を行うことにしました。
どのような保険に加入していましたか?
当時は3つの医療保険に加入していました。加入のポイントは、手術給付金の適用範囲の広さです。一般的に手術給付金が出ない手術の場合でも、健康保険対象の手術であれば給付される保険商品を選びました。
現在も、3社の医療保険に継続して加入しています。
扁桃腺肥大に伴い、保険料は高くなりましたか?
当時はただの風邪の治療でしたので、保険加入時の告知書には、特に傷病歴としての記入の必要はありませんでした。ですから、保険料が高くなったということはありませんでしたね。
給付金はいくら出ましたか?
入院給付金は3社とも日額5,000円出ましたが、手術給付金は対象外ということで出ませんでした。ただし、1社だけ手術見舞金25,000円が出ました。
なお、今回の手術と入院で16万8,000円支払いましたが、入院給付金と手術見舞金で14万5,000円(※)を受け取ることができました。
※入院給付金日額5,000円×3社×8日間+手術見舞金25,000円=14万5,000円
3つの医療保険に加入していて正解でしたね。
合計で入院日額15,000円が給付されたのは、本当に助かりました。医療保険には、長男が若いころに加入したので、月々の保険料が安かったのも良かったです。
扁桃腺肥大に限らず、子供は高熱などで数週間の入院をすることが多いと思います。長男の場合は20歳でしたが、お子様が小さいときの入院だと、親がつきっきりで病院にいなくてはいけません。働いている場合は会社を休まなくてはいけませんので、入院給付金は10,000円くらいほしいですよね。
医療保険に3つ加入されていた理由は?
先進医療特約がついているなど、それぞれの保険商品に異なるメリットがあったからです。例えばひとつの医療保険には、ほかの保険会社に提出した診断書のコピーで給付金請求ができるというメリットがありました。一般的に給付金請求に使用する診断書は、各保険会社専用のフォーマットで病院に書いてもらう必要があります。診断書は1枚5,000円くらいかかりますので、何枚も必要となると結構な額になりますよね。
今になって思うベストな医療保険は?
手術給付金の対象となる手術は保険会社ごとに異なりますが、多くは「88種類の手術」や「公的医療保険対象の手術」となっています。最近では給付対象範囲が広い医療保険が出ていますので、そういった商品に加入されるのがいいと思います。扁桃腺切除手術も最近の医療保険なら給付対象となっていますので、見直しておけば良かったですね。
また、医療保険には「手術をしても入院しなければ支払いの対象にならない」ものと「入院しなくても手術をすれば支払いの対象になる」ものなどがあります。入院に関係なく手術が保障される医療保険を選ぶのもいいと思います。